〒350-0241 埼玉県坂戸市鶴舞1-5-18(一本松駅から車で3分)
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近年、下記図のように厚生労働省の調査によると精神疾患により病院に受診している患者数は、平成24年は、約250万人に対して平成29年は、約420万人と約2倍増となっております。
420万人というと日本の人口の10人に1人が精神疾患に悩まされているということになる。
10人に1人=家族+親せきまたは友達・知人
こう考えると今やうつ病などの精神疾患は、だれにでもかかる可能性がある病気と言ってもいいのではないでしょうか。
当センターの依頼もうつ病・統合失調症などの精神疾患の方の依頼が増えているのも実感しております。
ここでは、当センター独自の経験に培った知識をうつ病や統合失調症で苦しんでいる人のために役立つ情報をご紹介いたします。
当センターが依頼者の方とはじめてお会いした時に、病気になったきっかけを伺います。
ある依頼者Aさんは、「職場のイジメから精神的に病んでしまい、うつ病になりました。」
依頼者Bさんは、「職場の長時間労働で精神的におかしくなった。」
依頼者Cさんは、「大好きだった家族が亡くなり、どうしてよいか分からなくなり、うつ病になってしまった。」など
依頼者の方々が精神疾患になる原因は、様々な原因があります。。
しかし、うつ病や統合失調症などの精神疾患になりやすい人の性格の特徴は似ています。
このようなタイプの方が精神疾患になりやすいと感じ、お会いする依頼者の方もまじめな人が多いです。
依頼者の方からよくこんな言葉を聞きます。
『最初は、自分がうつ病だと思わなかったので内科を受診してました』
どうして内科を受診したのですか?と質問すると
『気分が上がらない、疲れやすい症状だったので仕事が忙しく過労かとおもっていたので』
なるほど、と思い確かに「朝起きれない」「食欲が出ない」「眠れない」などといった症状は、日常生活の中でだれにでも一度や二度は経験することなので、本人、家族、その周りの人もうつ病だとは思わないかもしれません。
また、「やる気が出ない、疲れやすい」といった症状は、仕事が忙しい・年をとったからと思ってしまい気づいたときには、悪化しているケースが多い特徴があります。
この症状になると、感情をうまく表現することが難しくなります。
具体的には、テレビでお笑い番組を見ても笑わなかったり、何をしても見ても楽しいと感じなくなるといった症状になります。
あと男性ならヒゲを剃らなくなったり身だしなみがだらしなくなる。女性ならおしゃれや化粧をしなくなると他人との付き合いに興味を示さなくなったという状態になるのもこの症状の特徴です。
この症状になると、意欲が低下して、行動力や決断力が鈍くなります。
具体的には、主婦であればふだんはなんでもない家事や料理などがやりたくなくなる。
外出することが苦痛と感じる。
着替えや洗顔、入浴もめんどうになり最後はふとんからでなくなる、という状態になり
まわりからは、「なまけている」「やる気がない」と思われてしまうのがこの症状の特徴である。
この症状になると、思考力や集中力が低下して、頭が働かなくなります。
具体的には、職場の会議中にアイディアが浮かばない、同じことを考えてしまい仕事にミスが多くなる
なんでも悪いのは自分だ・・・
自分はみんなから嫌われている・・・という状態になり
妄想やマイナス思考により自分を追い込む状態がこの症状の特徴である。
この症状になっても、まわりからは気づかれにくいという傾向があります。
具体的には、不眠や食欲不振といった症状は、うつ病の人だけでなく健康な人にも該当するため、うつ状態だと気づかれないことが多いです。
身体面の症状で一番多い症状が「睡眠障害」です。
朝早くに目がさめてしまう、夜中に何度も目がさめる、寝つきが悪いといった症状が特徴的です。
つぎに多い症状が「食欲不振」です。
食欲がない、食べる回数が減り体重が減った、何を食べてもおいしくない、腹痛・下痢などが症状としておきます。
これも胃や腸が悪いと思い勘違いしてうつ病だとは思わないケースがあります。
このように隠れうつ病が身体症状の特徴と言えます。
一度受診すると、しばらくは1~2週間に1度程度の通院が必要になりますので、できるだけ通いやすい病院を選ぶことが大切です。
大学病院や大きな病院は、さまざまな診療科が設けられているので、さまざまな症状を一度に受診できるので便利ですが、曜日によっては担当医が不在や診療時間が短いといったデメリットとがあります。
はじめてのときは、気軽に受診できる地元の精神科・心療内科やメンタルクリニックなどがいいでしょう。
精神科以外の診療かもそろっている病院。
患者さんは足を運べやすく、身体的な病気がある場合なども、総合的にみてもらえるというメリットがあります。
一方で、入院はできないところも多く、症状がはげしい場合なども、対応できない面もあります。
精神科専門の病院は、入院治療が可能です。
長期間にわたって入院している患者さんもいますが、短期間の入院で退院していく人が多いです。社会復帰のためのシステムが用意されているところも増えています。
ほとんどのクリニックの場合、精神科医が一人で開業している外来のみの診療所が多いです。
駅の近くなど便利な場所に多く、気軽にかかることができる。
メリットは、一人の医師に長期間みてもらえることや夜間・土曜日も診療を行っているところも多いとこです。
うつ病の治療にあたって、もっとも重要なのは、病気を適切に診断・治療してくれる精神科医を探すことです。
つぎの4つのポイントを参考にして自分に合う「よい医師」をみつけてください。
①よく話を聞いてくれる医師かどうか
心が弱っているうつ病の患者さんにとって、話をていねいに時間をかけて聞いてくれる先生は信頼できる医師です。もちろん、ただ話を聞くだけではなく患者さんの状況に合わせて的確なアドバイスができる経験豊富な医師がベストです。
②疑問に答えてくれる医師かどうか
患者さんが不安に思っていることや疑問に思っていることに対し、きちんと分かりやすく答えてくれる医師は信頼できます。
③治療方針・薬の副作用・今後の見通しなどを説明してくれる医師かどうか
患者さんは、自分の病気が治るかどうか、どういう治療法があるのか、今後どのように症状が進行していくのか、といったことを特に知りたいと思っています。
そういう不安や疑問にきちんと答えてくれる医師はよい医師です。
また、日常生活で気をつけるべきことなどを具体的に指導してくれるかどうかも選ぶポイントです。
④信頼関係がきずけるかどうか
うつ病の治療は、場合によっては何年もかかります。
長期間のわたる治療を支えるのは、何よりも医師と患者さんとの信頼関係です。
そういう意味で、医師との「相性」は重要なポイントとなります。
最初の印象が悪いからと、次々に医師をかえることは、治療の面からもおすすめしません。どうしても信頼できないようであれば、医師をかえることも選択肢として考えてもよいと思います。
ただし、少なくても半年くらいは最初の病院に通ってみる方がよいです。
医師は、患者の問診や検査を通じて診断を下し治療法を決めるのが一般的です。
正しい治療をうけるには、自分自身の悩みや苦痛、身体症状などを隠さず素直に話さなければいけません。
例えば人前で話すことに苦痛を感じるなら、過去にどんな失敗をしたか、どんな状況が苦手なのかなど、できるだけ具体的に話しましょう。はじめて症状が出たのがいつかということも、診断のために重要な情報です。
もし、医師の前でうまく話す自信がなければ、あらかじめメモに書いたり、家族と一緒に行くといいでしょう。
話しにくいこともあると思いますが医師や看護師などは、患者の情報を守る義務があるため他人にあなたの情報がもれることはありません。
うつ病の治療方法は、もっとも一般的で、高い効果が認められているのは薬物療法です。
ほかには、精神療法があります。精神療法の認知療法などは、薬物療法と同等の効果があるといわれ薬物療法と精神療法を合わせて行うことにより効果的と言われております。
一番大切なことは、生活の見直しです。
なにもしないで休養をとること、少し気力が戻ってきたら、きちんと食事と睡眠をとり、疲れない程度に体を動かして生活のリズムを整えるのが一番重要です!
抗うつ薬を中心にいろいろな薬をつかい、状態の改善をはかっていく方法です。
うつ病のタイプ別にマニュアル化された治療の手順にしたがいながら進めていきます。
医師やカウンセラー担当者ともに患者さんが抱える問題について一緒に考え、ときにはアドバイスをしながら、本人のもつ力をひきだす治療法です。
認知療法、行動療法、対人関係療法など、さまざまな方法があります。
うつ病による仕事を休んでいる人の復帰のタイミングは、段階的に進めていくことがポイントです。
遠まわりのようでも、職場になれてもらう時間をつくることで、復帰がスムーズにいくでしょう。
復帰当初は、週2日くらい、1日4時間程度の短時間出勤で慣らしていく。
復帰するとついガンバリすぎてしまいがちですが、あせらず1ヶ月くらいで普通の仕事リズムに戻ればよいでしょう。
うつ病になったきっかけが「元いた職場」であれば、またうつ病になってしまいます。
できれば、移動願いを出して新しい部署や環境を変えることにより再発防止になります。
仕事に復帰できて、忙しくなるとついつい薬を飲まなくなります。
主治医の許可が出るまでは薬を飲むのと通院は必要です。
うつ病になって、一番つらい思いをしているのは患者さん本人です。
家族は、その患者さんのつらい気持ちを理解してあげてあたたかく見守ってあげることが大切です。
患者さん本人は、毎日不安と孤独と戦っています。
そんな患者さんに「私たちはいつもあなたの見方だよ!」「あせらずゆっくり一緒に治していこうね。」という気持ちを伝えることも大切です。
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