障害年金ってなに？

みなさんは、年金と聞くと65歳からもらう「老齢年金」を思い浮かべる人が多いと思います。

年金は、ほかにも２つの年金があります。

家族が亡くなった際に支給される「遺族年金」

生きている間に病気や障害の状態になった際に支給される「障害年金」があります。

障害年金は、国が運営する公的年金です。

支給されると老齢年金同様に偶数月の１５日支給されます。

種類は大きく分けて２つあります。

「障害基礎年金」と「障害厚生年金」に分かれます。

あなたがどちらの年金に該当しているかは、

一番最初に行った病院のとき（初診日）で決まります。

一番最初に行った病院の時が

自営業の方・主婦・学生の場合は、障害基礎年金

会社員の場合は、障害厚生年金

一番最初に行った病院に行った時で障害基礎年金と障害厚生年金が決まるため、自分で選択するものではありません。

障害年金を受給するためには３つの条件があります。

①初診日要件

②保険料納付要件

③障害認定日に障害状態に該当していること

この３つの条件をクリアしていなければ、申請することもできないのです。

その障害の原因となった病気やケガの初診日において、国民年金、厚生年金、共済年金に加入していることが１つ目の条件です。

年金に加入していなかった20歳前の病気やケガで障害状態になった場合も対象になります。

うつ病のため一番最初に病院に行った日

先天性の知的障害の場合⇒出生日

同一の傷病で転医があった場合⇒一番初めに医師の診療を受けた日

過去の傷病が治癒し、同一の傷病で再発した場合⇒再発し、医師の診療を受けた日

障害年金の手続きを進めていくと手続きの途中で

今自分がやるべきことを見失うことがあります。

「最初に診断書を取得してしまった？」

「今後どのような書類が必要なの？」

そうならないためにも、全体の流れを把握することが申請への近道です。